ひとりごと

年下の君に恋をした

Sexy Zoneに恋をしてから愛について考えるようになった

恋はするものではなく落ちるものだ

 

 

とある小説に出てくるフレーズである。

実写映画化もされている人妻と年下の男の子を描いた恋愛作品だ。

 

 

私も恋をした。

まさに”落ちる”という表現が正しいと思う。

ある日突然、好きになってしまった。

 

 

 

Sexy Zoneを。

 

 

 

 

 

痛いことは十分に承知している。

石は投げないで(泣)

 

アラサー社会人が年下の彼らに落ちた話なんて、誰も興味なんてないだろう。

自分でもそう思うが、思いを吐き出したくて仕方なかった。

ブログはおろかSNSという媒体を扱ったことのないアナログ人間が書く長文・乱文お許しください。

 

私はV6のファンである。

もともと世代であることに加え、自担の演技が好きだった。

周りに同じくファンといえる友達はいなく、親友に付き合ってもらい2年に1回になった地元で開かれるコンサートのみに参加するくらいの、言ってしまえばゆるいオタクである。

6人での活動は少なく寂しい気持ちもあったが、特に大きな不満もなく2017年はコンサートもあり、6人で歌い踊る彼らを見ることが出来て幸せだった。

 

そんな2017年が終わろうとする時に事件が起こる。

 

 

 

 

自 担 の 結 婚

 

 

 

 

2017年一番の衝撃である。

いずれ結婚するんだろうなとは思っていた。

覚悟もしていたつもりだった。

しかし、いざ本当にやってくると人間って無になるらしい。

嫌だとか裏切られたとか担降りするだとか、そんな気持ちにはならなかったけど、口では言い表せられない何とも言えない感情があった。

 

 

簡単に言ってしまえば寂しかったんだと思う。

 

 

結婚後の自担の姿を見るのが怖かった。

だけど大晦日に行われるカウントダウンコンサートには出演が決まっている。

大好きな6人が出るのに、見ないという選択は出来ない。

仕事柄過去数年のカウコンはリアルタイムで視聴することが出来なかったが、今年は見ることができるのに、だ。

 

 

うだうだ考えている間に大晦日はやってくる。

チャンネルを合わせて待機した。

良いのか悪いのかまさかの1曲目。

デビュー曲を今も変わらず歌い踊る6人を見て、自担の姿を見て、大丈夫だと思えた。

複雑な感情は残っているけれど。

 

 

曲の披露が終わって安堵した頃に、2017年最後の衝撃に襲われた。

 

 

聞いたことのある曲が流れ、画面に目をやると圧倒的な美。

テレビ画面が割れなかったことを褒め称えたい程の美しさである。

絵画から間違って出てきちゃったのかな?ってくらいの綺麗な男の子達が5人。

真夜中に目をひんむく私。

 

 

 

ちょっと待ってくれ。

君たちいつの間にそんなに大きくなったんだい?

おばちゃん付いていけてないぜ。

 

放心して見ていると画面が切り替わり4人になっている。

 

1人の私服の男の子の元に駆け寄る4人。

 

まだ未成年いるのかい…

 

 

 

 

 

私の彼らの認識は、子供が訳も分からない内にデビューしちゃったんだろうなぐらいしか無かった。

こんな小さな子にバラを持たせて「Sexy」と言わせて、事務所はどうしたいんだろうって思っていた記憶がある。

私が知っている限りでは、いわゆるトンチキソングと言われる楽曲が多かったように思ったし、ザ・ジャニーズの優等生アイドルというイメージだった。

 

 

時の流れは速いもので、子供だと思っていた子達は立派な大人になっていて、誰が見ても美しい男性になっていた。

揃いも揃って5人ともタイプの違うイケメンってアリか?

もはや二次元の世界である。

 

 

こんなことを考えていたら、気づけば年越してた。

2018年こんにちは。

 

 

いかんせん後輩グループに疎かったため、すぐにSexy Zoneを調べた。

顔と名前を一致させる。

よし顔と名前も一致したし、もう一度この目で数分前におきた衝撃の正体を知るために、テレビ画面に向き合った。

 

 

再び登場したピンクの衣裳に包む彼らに、心臓がギュンってなった。

キュンじゃない、もはやギュン(?)。

ピンクかわいい。

顔がいい。

ちゃんと歌える(ここ大事)。

顔がいい。

顔。

やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいyfんwgvkgld

 

 

語彙力ごりっごりに削られた。

アホみたいな感想しか出てこない。

思考力が低下している中で、頭ではものすごい音で警報が鳴っている。

これハマったらいけないやつだ。

 

 

カウコンが終わったあとも若干放心状態だった。

覚悟を決めて見たカウコンに、まさかこんな展開が待っているなんて思いもしなかった。

結婚したから他に目がいってしまったのかと、自分のビッチさに悩んだ。

そして、一つの結論を出した。

 

 

見なかったことにしよう。

こんなに年下のアイドルに嵌る自分が想像出来ないし。

 

 

 

年明けは仕事が忙しかったこともあり、録画したカウコンを見直すことも、テレビを見ることも少なかった。

早く帰宅できたある日、テレビをつけたら長年やっているバラエティ番組が放送されていた。

あるコーナーの新メンバーを発表しますというスペシャル版。

夕食を食べながら何気なく見ていた。

ずいぶんリアルな犬のかぶり物だなぁなんて思ったいたら、見たことのある美しい男の子が現れる。

 

中島健人さん、通称ケンティー。

 

数日前に封印した気持ちが、走馬灯のように(?)ぶわぁーって蘇ってくる。

だからだめだって。

そう思ったけど、画面で爽やかに笑う彼に釘付けになっている。

顔がいいだけじゃ騙されないからな!!!!

と挑んでみたが、この中島健人さんがなかなかにして面白い。

にこにこ微笑む正統派王子様キャラかと思いきや、笑いに貪欲なのか結構ぶっこんでくる。

実はクセが強い感じなのか?と逆に興味を持ってしまった。

 

 

 

2018年最初の決意はすぐに砕けちった。

 

 

 

ただ仕事に忙殺される舎畜の私には、まだ彼らのことを調べる時間がないままに新しいアルバムが発売されることを知った。

デビュー当時の楽曲しか知らなかったため、今の彼らがどんな楽曲を手掛けているのか単純に興味があった。

 

とりあえずと手にした通常盤。

イントロダクションからおしゃれでかっこいい。

激しいダンスナンバーからEDM、耳に残るバラード、アイドルらしいキュートな曲と今の5人だから出せる魅力が詰まっていた。

 

とある曲のあるフレーズで、涙が出た。

優しくて温かくて、力強く押した引っ張ったりするのではなく、そっと優しく背中を支えてくれるような歌だった。

仕事が忙しかったことに加え、プライベートでも相当なダメージを負っている時だったからなのか、彼らが私のこと見ていてくれるような気持ちになった。

久しぶりに泣いて泣いて泣いて、こんな歌を歌える彼らを心から応援したいと思った。

 

そこからはアルバム全形態を買いそろえ、来るべきコンサートに備えるべくFCに入ろうとした矢先、もうツアーの申し込みが締め切られていた。

完全なるミス。

アナログな人間ゆえSNSと言われる類のものは何一つやっておらず、チケットを探すことも出来ない。

 

仕方ないので、2017年のツアーDVDを買ってみた。

構成や楽曲が素晴らしく、アイドルでありながら年頃の男性のカッコよさやセクシーさがぎゅっと詰め込まれていた。

心臓が耳にあるかのようにうるさい。

気づけば泣きながら見ていて、自分でもびっくりした。

私は3人体制の時期を知らないし、今更掘り返すことは必要ないと思うけど、今5人が同じステージに立っていること、それを見守るたくさんのファンがいることは、偶然ではなく必然で、誰よりも5人がそれを望んでいたんだろうなって、ド新規の私が見ても分かるくらい愛にあふれていた。

 

アイドルとファンの関係というのは一方通行だと思っていた。

アイドルがいて応援するファンがいる。

もちろんファンがいてこそのアイドルかもしれない。

でも、応援するしないはファンの自由でもあり、好きになるのも離れるのもある意味自由である。

自担が結婚した時、担降りした人も多かったと思う。

それはある意味ファンが選択することのできる自由だろう。

好きなアイドルが歌って踊る姿をみて元気をもらう、それは間違いではないし、私もそう思っていた。

彼らがいるから頑張れるのだと。

 

でもSexy Zoneを見ていて抱いたことは、彼らを幸せにしたいという感情だった。

もちろん元気をもらえたし、頑張ろうと思えた。

ただそれ以上に、彼らが幸せだと思ってもらえるように出来ることを探したいと思った。

彼らは自分たちが笑顔でいるのは、ファンがいるからだと言ってくれる。

だから自信を持ってと。

こんな風に言ってくれる彼らを愛さないなんて私には出来ない。

対等でいようとしてくれる、「大好きだ」「ありがとう」と言葉にしてくれる。

言葉に出すことは簡単なことではない。

口先の言葉ではなく、心からの言葉。

それを彼らは当たり前のようにやってくれる。

それが単純にうれしい。

 

来る24時間テレビで彼らは本当に、愛で地球を救ってくれるだろう。

彼らがいつまでの笑っていられるように、幸せだと思ってもらえるように、微力ながら応援していきたい。

 

まずは、青の中の白き鳥始めてみようかな…。